豊川用水二期事業に関連して、初立池及び併設水路工事区間の4地区についてオオタカを主対象とした猛禽類調査を実施しました。現地調査では、猛禽類を超望遠ビデオにより動画撮影し、個体識別など調査の精度を向上させました。加えて、猛禽類の飛翔高度を記録し、工事区域との高度差を描写することで事業の影響の有無をわかりやすく説明しました。
　また、初立池に生育している貴重植物として、ニラバラン及びクロホシクサを対象に生育状況調査を実施しました。さらに、ニラバランについては保全対策を検討した結果、簡易で安価な手法により移植を実施し、移植の効果についても把握しました。 　これらの調査手法や結果、検討内容は有識者にも高く評価されました。