西神斎場庭園                                 

 

 「自然回帰」設計思想とした池泉回遊式の庭園であり、斎場という特異性の配慮から、以下の要求事項が求められた。
①人生終焉の場に相応しい庭園の創造。
②外部空間との遮蔽性の充実、ならびに修景性の高い樹景観の創造。
③荘厳で格調高い斎場本館との調和、ならびにロビーからの魅力ある主景観の創造。

 上記に対して以下の対応を行った。
①悲しみを癒す空間を提供するために、一幅の絵になる庭園の主景観とした。
②外周には常緑樹の主体の遮蔽植栽を施し、概ね3年後を見据えた、侘びや寂びが感じられる修景性の高い空間を創造した。
③ロビーからガラス越しに、絵巻物を見るような庭園とし、本館との一体化を試みた。

■造園作品選集9(造園学会2008)掲載

 

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■業務年度:H3 ■所在地:兵庫県神戸市西区 ■事業者:神戸市衛生局 ■種別:日本庭園
■担当者:井上芳治 ■協力:柳原寿夫((株)スタジオアーバンスペースアート)

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